スーツで大切なのは仕立ての良さ。

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こんばんは。
50歳からのお洒落をご紹介している金子マサオです。

ハンドメイド、既製品にかかわらず、スーツで大切なのは仕立ての良さです。この仕立てというのは狭義の仕立てではなく、平面の生地を身体に沿わせるために立体的にするという技術も含め、職人の持っているテクニックすべてを言います。

イタリアのスーツの歴史に刻まれたナポリの名店ロンドンハウスから脈々と繋がれているDNAは現在まで息づいています。

そんな仕立て職人の技をここ日本でも味わうことができます。セレクトショップが行なっているトランクショーというイベントは、著名なサルトリアを日本に招いて採寸し仮縫いをして出来上がるまで一連のオーダースーツの流れを踏襲しています。

また、既製品では名門と言われるブランドのスーツを購入することができます。これらスーツはほとんどが職人の手仕事によるハンドメイドが中心です。

ハンドメイドと聞いてもピンとこないかもしれません。ミシンのような機械を使わずにすべてを手縫いで作ると思っていただければいいです。

スーツの仕立ては、最近日本でも盛んになってきて、日本人の職人が世界で活躍するようにもなりました。

このようなスーツの背景を考えながら、実際のところどんなスーツがいいのかを検証していきたいと思います。

パターンオーダースーツと言われるものがあります。パターンという程ですから、一定の形があってそれに合わせたものと考えていいと思います。

実際にはゲージという体型別の既成モデルがあり、採寸した寸法に近いモデルを合わせていきます。あとは体型に合わせて微調整していくのです。

オーダースーツというと、ほぼこの作りのことを言います。これは納期が速いのと生地や付属品を自分で選べるというメリットがあります。デメリットとしては、採寸はするけれどパターンを起こしたりしないので、フィット感がゲージに左右されてしまうことです。また、作りの工程を簡易的に省略してしまうケースもあります。

既成服のメリットは目の前に完成品があり、見ることも触ることも、試着することも可能な点です。完成品を試着できるということはその場で合う合わないが即断でき、購入すれば、そのまま持ち帰ることもできます。

デメリットは体型に合うものに出会うまでが一つのハードルとなってしまうことです。生地や付属品も自分では選ぶことができません。

ファッションが苦手な方はいきなりオーダースーツを作ることはお勧めしません。理由は目に見えない、形のないものをイメージだけで作り上げることが容易でないからです。ある程度ファッションを学び、既成服に袖を通してからでも十分間に合います。

先程も触れましたが、既成服でも最上のものを作り上げているブランドがあります。それこそ熟練の職人が丹精込めて仕上げたスーツは、フルハンドオーダースーツと遜色ないほどです。

2着で〇〇円のスーツは大概見た目が変です。上着とボトムスのバランスが良くなかったり、オーダーにもかかわらず、身体ににフィットしていなかったり。われわれが着るにはデメリットの方が多く感じられます。

これは理由があって、原型となるパターンが良くない。時代について行っていないことが主な要因です。それらのスーツは一概にダボダボしています。

作り>生地

生地よりも作りが確かなものの方がスーツとしての完成度が高いと思います。そこには職人の熟練した技が息づいているからです。これは既製服にも言えることです。

生地ブランドに惑わされることなく、安易な作りのスーツを選ばないように心がけてください。